トリノオリンピックまであと1週間を切った。
冬のオリンピックは、夏のオリンピックと違い、雪と氷相手のスポーツだけに、人とフィールドの間に必ず”道具”が介在する。
道具が介在すれば、そこには”道具の使い方=テクニック”が介在し、その要素が勝負を分ける。
それが冬の競技の醍醐味だろう。
ここ10数年で、革命的と言ってもいいほどのテクニックに関する変更が多々あった。思いつくだけでもジャンプのV字、スピードスケートのスラップスケート、クロスカントリースキーでのフリーテクニック、アルペンスキーにおけるショートカービング。
スピードスケートのスラップスケート靴の導入は、ちょうど長野オリンピックの直前で、乗り換えに成功した選手が好成績を納めた。
逆に、乗り換えに失敗したのが堀井選手。もしスラップスケートの導入が1年遅ければ、表彰台に立つ姿を見れたかもしれない。
ややもすればメダルをとれるか否かばかりが注目されるオリンピック。
前回オリンピックでは、スポーツキャスターと称する元スポーツ選手が、メダルに手が届きそうもない日本人選手を”メダル候補者”とはやしたてた。
マスコミ的には良かったのかもしれないが、前回オリンピックでメダルの可能性があったのは、ワールドカップで好成績を納めていた、スケートの清水選手とモーグルの上村選手だけだったような気がする。
メダルは取れなかったが、注目すべき成績をあげた選手は何人かいた。今となっては、記憶が定かではないのだが、短距離ばかりが注目されるスピードスケートにおいて、長距離種目で2大会連続で入賞した選手。
ヨーロッパ勢が圧倒的に強いクロスカントリースキーの世界で入賞した男子選手。これまでの成績を考えれば、快挙といっていい成績だと思う。
長野オリンピックでは、男子複合団体。メダルの可能性が低くなった後半のクロスカントリースキーで、先行する3選手を追いかけ、登り坂で荻原選手がスパート。
惜しくも先行する3人には追いつけなかったが、素晴らしいレースだった。
オリンピックは単なるメダル取りゲーム大会ではない。世界最高のパフォーマンスを見せてくれる、最高のステージだ。
トリノオリンピックが本当に楽しみです。
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