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マッターホルン その6(最後に)

8/27~29

8/27は買い物とマッターホルン博物館へ行き、翌8/28はチューリッヒ空港へ移動。8/29に成田に着きました。日程は、全て予定通りでした。

以下気づいたことなど。

<ガイドについて>

先にも書いたとおり、現地のガイドは日本のガイドとは、その性格が大分違います。ガイドを雇用するのはあくまでもクライアントですが、クライアントを連れていくかどうか判断する権限はガイドにあります。また、行動中も全てガイドの指示に従うことが要求され、自分の判断で動くことは出来ません。

現地で知り合った日本人女性から聞きましたが、彼女もマッターホルンに登ることを目的に来て、事前のブライトホルンのハーフトラバースに行ったところ、実力不足で”NO”と言われたそうです。
彼女曰く「スイスのガイドは皆優しいが、山には厳しい」。自分もそう感じましたし、山に関しては自分もそうありたい、と思いました。

<登山のペースについて>

一般にヨーロッパガイドの登るスピードは速いと聞いていましたが、その通りでした。マッターホルンを例にとった場合、ヘルンリ小屋からソルベイ小屋まで3時間以上かかった場合は、その時点で登山中止です。ソルベイ小屋は、ちょうどヘルンリ稜の中間にあたるため、ソルベイ小屋まで3時間かかった場合は、山頂までさらに3時間かかります。また、下りは登った時間とほぼ同じ時間がかかりますので、ヘルンリ小屋から頂上の往復は、合計12時間かかります。当然、シュバルツゼーのゴンドラには間に合わないので、ヘルンリ小屋にもう1泊か、歩いて下まで戻る必要があります。
シュバルツゼーのゴンドラに間に合わせるための現実的なタイムリミットは、山頂まで5時間というところです。
私見ですが、ガイド登山というと、日本では全てガイド任せのお気楽なイメージがあります。しかし、今回自分が経験したペースで登るためには、日ごろからのトレーニングをしっかりやらないと、ついていくことすら出来ません。
下山後同行したS氏とも話しましたが、はたして現在所属している山岳会の現役のうち、何人がガイドについていけるのか、というレベルでした。

ブライトホルンとマッターホルンを登った感じでは、ガイドは最初の1時間は意図的にペースをあげ、ついてこれるかどうか見ているようです。

<高山病について>

今回は、マッターーホルンに行く3週間前に、富士山での高所順応お行いました。しかしながら、結果があまり思わしくなかったため、予防薬としてダイアモックスを服用しました。
結果的に頭痛や吐き気といった症状はありませんでしたが、行動中、国内では有り得ないぐらい息が切れました。
ダイアモックスが合わなかったのか、それとも出発2週間前のぎっくり腰のせいでトレーニングが充分出来なかったためなのか、またそれこそ高山の影響を受けたのかは定かではありませんが、体調はベストではありませんでした。

<費用について>

ガイド代、交通費、宿泊費、現地滞在費を全て含め、約60万(旅行経費55万(燃油サーチャージャー込み))+現地滞在費5万)でした。
決して安くない金額でしたが、それなりの価値はありました。

<今後について>

ツエルマット周辺には、4000M級の山が20座近くあり、その中でもヨーロッパアルプス第2位の高さがあるモンテローザは、とても魅力的でした。モンテローザヒュッテ(2009年に立て替えたばかり)から頂上までは、2000Mほどの標高差がありますが、ツエルマットから一泊二日で行くことができます。
次回がいつになるか分かりませんが、行くならぜひ多くの会のメンバーと、モンテローザに行ってみたいものです。

Img_1017

<ゴルナーグラートから望むモンテローザ。画像中央の氷河を詰めていきます。モンテローザヒュッテは画像の右下になりますが、この画像には入っていません。>

ツエルマットから空港に向かった最終日に、ちょうど我々の前日にマッターホルンに登った方の話を聞くことができました。
この方は60歳のときに初めてマッターホルンを登りにきたが、天気が悪くて登れず、10年後の70歳で再挑戦し、今回登頂したとの事でした。
山頂まで5時間、下山に5時間、シュバルツゼーのゴンドラは、営業時間が若干過ぎていたにも関わらず、その方が来るまで待っていてくれたそうです。
この年齢で、このスピードと気力、驚くべき70歳です。ただしさすがに翌朝は、ベッドから起き上がれなかったそうです。(笑)


この方のゴンドラでの対応に限らず、スイスという国自体が観光を大事にしているからか、どこでも旅行者にはとても親切でした。

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コメント

お疲れさまでした。
私が登った時は、1996年8月26日(月) 晴れ後雪
ヘルンリ小屋(5:05)--ソルベイ小屋(8:35-9:00)--マッターホルン山頂(14:05-14:20)(4478m)--ソルベイ小屋(22:40) (4003m)
8月27日(火) 朝のうち晴れ後雪 ヘルンリ小屋以下では、雨。
ソルベイ小屋(9:10)--ヘルンリ小屋(16:30-16:45) シュヴァルツゼー(17:30-17:50)--ツェルマット キャンプ場(18:30)
といった具合で、登りソルベイ小屋まで3時間半かかりました。これは道がわからなかったので飛ばせなかったせいですけど。ガイドは速いですね。確かに、付いて行けるか疑問です。
またお話聞かせてください。

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