メラピーク 最後に
今回の山行は、色々あって、手放しでとても良かったとは言えない。そもそも最初からメラピークに行く予定ではなく、紆余曲折があって結果的にメラピークになったというのが事実である。
登山は、その入域しようとする国や地域の事情に大きく左右される。そしてその社会状況に応じて、自分(達)もどうするか、対応を迫られる事になる。
今回この対応を巡って、自分と、そして自分以外の方の動き方を見て、随分と考えさせられる事実が多かった。これらの事は、今後の参考としたい。
しかし、初めてのヒマラヤで過ごした時間は、非常に有意義だった。食事も作らなくてもいい、荷物はポーターに持ってもらえるなど、こんな大名山行になるとは夢にも思わなかった。
参加メンバーの中で、ヒマラヤ登山の経験を持っている方が数名いて、「彼ら(シェルパやポーター、キッチンボーイ)の仕事を奪ってはいけない。我々はサーブ(旦那)としての、役割を全うしなくては」等々、冗談まじりでよく話をしていたが、少々複雑な気持ちだった。
ポーターやシェルパの仕事は、現地の人にとっては貴重な現金収入の方法のひとつなのだろう。
道々行き交うポーターには、小学生?と思われるような子供と大人の親子と思われる二人連れもいて、お互いを気遣いながら荷物を運んでいる。また、多くはスニーカーのような靴を履いていたが、中にはサンダル、もしくはサンダルさえない”裸足”のポーターもいて驚かされた。
男性はポーター、女性はバッティ等での食事やお茶作りというパターンが多いようだが、皆概してよく働く。お風呂も毎日入れないような、決して衛生的とは言えないような環境だが、女性は沢の水で毎日顔を洗い、身ぎれいにしている。
同年代の日本人がどうか、つい比較してしまう。
一方、残念ながら山頂には届かなかった今回の山に目を向けると、5000Mを超えた時のあのしびれるような感じと、もっと上に行ったらどうなるんだろうという好奇心がどうしても押さえきれない。
次回行けるのはいつになるのかは分からないが、ぜひ機会を作り、またアタックしてみたい。
毎日SPOとパルスを計ったが、SPOは大体80前後、パルスは90前後だった。不整脈の予防のためピメノールを持っていったが、昨年春アブレーションを受けた心臓は、無事普通(正常同調律)に動いてくれた。
アブレーションを受けていなければ、メラピークに行くことすら叶わない希望だった事を考えると、アブレーションを受けて本当に良かった。
今回は現地のコスモトレックに非常にお世話になった。感謝すると同時に、次回行く時はぜひお世話になりたいと思う。
それから最後に、自宅に着いてから、ザックの雨蓋に入れておいたラジオが盗まれていることに気がついた。現金を抜かれたという例もあるらしく、後で聞いたところ、おそらくバンコクで荷物の積み替えの際抜かれたのだろうということだった。バンコク空港が、だんだん”悪く”なってきているようです。
今後行く予定のある方は、お気をつけ下さい。
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コメント
写真ですか、、。
何もしないデフォルトの設定でイメージを入れたらこの大きさになりました。
見たい画像があったら、別途メールで送りますので、連絡下さい。
ヒマラヤへ行って、うまく言えないんですが、”きれいな山登り”がしたくなりました。
今冬は、戸隠 本院岳ダイレクト尾根あたり行きませんか?
投稿: snow | 2008年10月27日 (月) 13時02分
まずは、無事のお帰りおめでとうございます。
いろいろと大変な目にあったんですね。
しかし、現地に行ってみないとわからない空気のようなものを感じることができて、うらやましく思います。
エージェントの対応のところを読んでいて、以前パキスタン航空に乗ったときに、荷物につけていたピッケルがなくなったことに対する係員の対応を思い出しました。
また、詳しいお話聞かせてください。
ところで、写真が小さすぎる気がするんですが、もう少し大きくならないんでしょうか。
投稿: うしやま | 2008年10月25日 (土) 19時02分